RaspberryPiでSSHの設定 続き
前回までモニターを使わずにRaspberryPiにOSをインストールし、SSHでMacとの接続を試みました。
今回はその続きで、実際にローカルネットワーク内にRaspberryPiを加えたいと思います。
前提
前回からの続きで話していきます。
Macとラズパイ間でSSH接続ができるのが前提です。
SSH接続する
Macとラズパイ間でSSH接続します。 Mac上で以下のコマンドを打ちます
$ ssh pi@192.168.2.2 // IPアドレスはarp -aで確認する // パスワードは初期設定の状態だと「raspberry」
接続できたら次のステップです
固定IPアドレスの設定
wheezyでは/etc/network/interfacesをいじって固定IPアドレスを指定していたはずです。しかし、jessieでは/etc/dhcpcd.confで固定IPアドレスの指定を行います。
それでは、編集していきます
$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf
以下を/etc/dhcpcd.confに追記していきます
// 有線LANの指定 interface eth0 // 静的IPアドレスの指定 static ip_address=192.168.0.20 // デフォルトゲートウェイの指定 static routers=192.168.0.1 // ドメインサーバーの指定 static domain_name_servers=220.152.38.233
上記では、ラズパイのIPアドレスを192.168.0.20で指定しています。
適宜、お使いの環境に合わせて変更してください。
また、指定できるアドレスは範囲が設定されています。
私の場合はNECのルータを使っていますが、ルータの設定画面に入り、
トップページ > 詳細設定 > LAN側設定で確認します。
192.168.0.1/24
24という数値はサブネットマスクと呼ばれ、ネットワークを細分化するものです。いわゆるこの範囲の中でIPアドレスを利用できるということです。
サブネットマスク計算(IPv4)/サブネット一覧(早見表)で利用可能範囲を確認しましょう。
IPアドレスとサブネットマスクを入力し、実行します。
ホストアドレス(利用可能IP)のところを見ると
192.168.0.1 ~ 192.168.0.254と書いてあります。
この範囲で設定するようにしましょう。
また、ルータのDHCP機能が働いているとIPアドレスの重複が起こるかもしれないので、できるだけかぶらないIPアドレスを指定しましょう。
再起動とルータに接続
一度、電源を落としてルータと接続します。次回電源を入れた際には、IPアドレスの設定が有効化されます。
ルータと接続し、ラズパイの電源を入れます。そしたら、SSHを試します。
$ pi@192.168.0.20 // IPアドレスは各自設定したもの // パスワードは初期のものであれば「raspberry」
これで接続できたら成功です
まとめ
前回から続けて、ラズパイの設定を行いました。 次は初期設定などを解説していけたらと思います。
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