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RaspberryPiでSSHの設定 続き

前回までモニターを使わずにRaspberryPiにOSをインストールし、SSHMacとの接続を試みました。

msk6252.hatenablog.com

今回はその続きで、実際にローカルネットワーク内にRaspberryPiを加えたいと思います。

前提

前回からの続きで話していきます。
Macとラズパイ間でSSH接続ができるのが前提です。

SSH接続する

Macとラズパイ間でSSH接続します。 Mac上で以下のコマンドを打ちます

$ ssh pi@192.168.2.2
// IPアドレスはarp -aで確認する
// パスワードは初期設定の状態だと「raspberry」

接続できたら次のステップです

固定IPアドレスの設定

wheezyでは/etc/network/interfacesをいじって固定IPアドレスを指定していたはずです。しかし、jessieでは/etc/dhcpcd.confで固定IPアドレスの指定を行います。

それでは、編集していきます

$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf

以下を/etc/dhcpcd.confに追記していきます

// 有線LANの指定
interface eth0
// 静的IPアドレスの指定
static ip_address=192.168.0.20
// デフォルトゲートウェイの指定
static routers=192.168.0.1
// ドメインサーバーの指定
static domain_name_servers=220.152.38.233

上記では、ラズパイのIPアドレスを192.168.0.20で指定しています。
適宜、お使いの環境に合わせて変更してください。
また、指定できるアドレスは範囲が設定されています。
私の場合はNECのルータを使っていますが、ルータの設定画面に入り、
トップページ > 詳細設定 > LAN側設定で確認します。

192.168.0.1/24

 24という数値はサブネットマスクと呼ばれ、ネットワークを細分化するものです。いわゆるこの範囲の中でIPアドレスを利用できるということです。
サブネットマスク計算(IPv4)/サブネット一覧(早見表)で利用可能範囲を確認しましょう。
IPアドレスサブネットマスクを入力し、実行します。
ホストアドレス(利用可能IP)のところを見ると
192.168.0.1 ~ 192.168.0.254と書いてあります。 この範囲で設定するようにしましょう。
 また、ルータのDHCP機能が働いているとIPアドレスの重複が起こるかもしれないので、できるだけかぶらないIPアドレスを指定しましょう。

再起動とルータに接続

 一度、電源を落としてルータと接続します。次回電源を入れた際には、IPアドレスの設定が有効化されます。
 ルータと接続し、ラズパイの電源を入れます。そしたら、SSHを試します。

$ pi@192.168.0.20
// IPアドレスは各自設定したもの
// パスワードは初期のものであれば「raspberry」

これで接続できたら成功です

まとめ

前回から続けて、ラズパイの設定を行いました。 次は初期設定などを解説していけたらと思います。

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